こんにちは! いつもRTAGamersをご覧いただき、ありがとうございます。
早いもので、2020年も最初の1カ月が終わってしまいました。
RTA好きの皆さんにとっては、RTA in Japan 2019の興奮が冷めやらぬまま、AGDQ2020をはじめとしたイベントを満喫した1カ月だったのではないでしょうか。
もしかしたら、自分が遊んでいるゲームのRTAで大発見があり、驚いた人もいるかもしれません。
そんなイベントあり、大発見ありの2020年1月、RTAGamersには23件の記事が投稿されました。
どんな記事が投稿されたのか、さっそく振り返りましょう!
月刊RTAGamersとは?
「世界で一番RTAGamersの記事を読んでいる」と豪語するテキストチェック担当者が、1カ月に投稿された記事を紹介する定例記事です。
読みそびれた記事がある人はもちろん、どの記事も欠かさず読んでいるというヘビーユーザーも要チェック!
発見に次ぐ発見! 1月は新発見が目白押し!
1月に投稿された記事の中で特に目立ったのは、RTAの短縮テクニックの発見を紹介する記事でした。
さまざまなゲームで新発見が相次いだ1月。2020年はもしかしたら、RTAが革新的な進化を遂げる1年になるのかも……?
発売してからしばらくたっても、DQ11SはRTAに影響する大きなバグ技は発見されず、カテゴリーとして大きく分かれることはなかった。
しかし、2019年末~2020年始にかけてDQ11RTA界隈をある情報がにぎわせた。
13日に投稿された「ドラゴンクエスト11S」の記事では、新たに見つかったフラグスキップ技を紹介。
ネタバレになるので詳細は控えますが、これがとんでもない短縮ができる技! 気になる人はぜひ記事をチェックしてくださいね。
屈指のバグ技オンパレードゲームとして有名な時オカで、これ以上何が起こるというのか。
この図で注目してほしいのは、”84フーボぉパv“という文字列である。
19日投稿の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の記事では、任意コードを用いたエンディングへのワープ方法を紹介しています。
ファイルネームを「84フーボぉパv」にするのがポイントとのことですが……ここではとても説明しきれないので、気になる人は記事の解説をじっくり読みましょう。
本作のRTAに立ちはだかってきた「8分切り」という大きな壁が破られたのは、史上ただ1度だけでした。2020年始に、ある1つのバグ技が発見されるまではーー。
以上のルート変更の結果、単に20秒早くなっただけでなく、Any%を完走するハードルが以前よりも遥かに低くなっています。
続いて22日には、「スーパードンキーコング」の記事が投稿され、ステージ離脱バグが紹介されました。
「ステージをクリアしたとみなされるかが怪しい」ことから、各カテゴリでの利用の可否が議論されているこのバグ。一体どんなバグなのか、気になる人は記事をチェック!
「なんで思いつかなかったんだろう」――今回はこんな言葉をこぼす人が続出したその更新案を紹介する。
この側面も含めて、今回の更新案はRTAで使える案なのではないだろうか。
26日に投稿された「マリオ64」では、闇の世界のクッパのステージの短縮案を紹介しています。
既に研究し尽くされたと考えられていたステージで更新案が見つかったのは、逆転の発想だった! 気になる更新案の詳細は、ぜひ記事で確かめてくださいね。
まだまだ熱は冷めない! RTA in Japan 2019
今年の1月は、「RTA in Japan 2019」の開催直後ということもあり、同イベントに関する記事も投稿されました。
ヤマたさん:
抜かれようもんなら抜き返すしかないと思ってました。トーボウさん:
放送を見ていると、良くないかもしれないけど「ミスれー!」って思っちゃう頃もありましたね。
最近はちょっと海外勢が強いので、チーム感がありますけど昔はね(笑)。
15日投稿の記事では、RTA in Japan 2019でスーパーマリオサンシャインを走った2人の走者へのインタビューを掲載。
トッププレイヤーがRTAを始めたきっかけや、本人が語る「見てほしいプレイのポイント」など、気になる話が盛りだくさん。アーカイブ視聴のおともにどうぞ。
そのシュールな絵面から、日本では「かごおじ」の愛称で親しまれている。(これは本当である)
記録が出る一方で、新たな角度からかごおじにアプローチする研究も行われている。それが通称「BtC」である。
こちらは20日投稿、RTA in Japan 2019でも大いに盛り上がった「Cart Racer」の紹介記事。ゲームを知っている人なら、タイトルだけでもすでに面白いのではないでしょうか。
2020年がラストとなった某野球ゲームに代わり、新春の風物詩になるかもしれない並走会についても紹介しています。皆さんも、来年の新春はおじさんを飛ばしてみてはいかがでしょうか?
AGDQから駅伝まで! イベント情報
1月のRTAイベントといえば、やはりAGDQ。世界最大規模のRTAイベントということもあり、RTAGamersにも関連記事が投稿されました。
『Awesome Games Done Quick 2020 (AGDQ2020)』は、アメリカで開かれる世界で最も規模の大きいRTAイベントです。
チャリティイベントであるということを重視しており、去年の夏に行われたSGDQ2019では日本円にして約3億円の寄付が集まりました。
「そもそもAGDQって?」という人は、まずは3日に投稿されたイベント紹介記事をどうぞ。
マリオ64におけるランダマイザーは、一言で述べるなら『ステージ・オブジェクト等の要素がランダムのマリオ64』である。
しかし、こういった知識は、誰かが懇切丁寧に紹介しているわけではないので、数多くのマリオ64動画・配信を見た人間しか知らない――つまりは、オタクのみぞ知る知識なのである。
4日に投稿されたのは、おなじみ「マリオ64」の記事。人気・知名度ともにトップクラスの同ゲームですが、今年のAGDQで行われたのは「ランダマイザ―」のRTAなのです。
「ランダマイザ―とは何ぞや?」という疑問に答えつつ、高度な知識が要求される理由を分かりやすく解説しています。ランダマイザ―RTAを観る前に読めば、もっと楽しめます!
ディスク4枚で構成されていることもあり、予定タイムは8時間55分と、採用されたゲームの中では最長である。
今回の『AGDQ 2020』では、10,000ドルのDonation IncentiveによってMuttski氏のギターの伴奏つきで走者全員が歌ってくれるとのことだ。
こちらは7日投稿、「ファイナルファンタジー8」の記事。8時間超のRTAを3人で協力して走る「any% Co-op Relay」の見どころについて解説しています。
長丁場のRTAは、走者はもちろんのこと、見ている方も大変ですよね。この記事で見どころをしっかり確認して、FF8のRTAを楽しみましょう。
さて、RTAGamersに投稿されたイベント関係の記事は、AGDQだけにとどまりません。
『Really Really Lots of Recruiting』は、クリアするまでに時間がかかるRTAのみを集めた『Really Really Long A Thon』の派生系イベントで、英語圏で行われるオンラインイベントとなっています。
10日に投稿されたイベント紹介の記事では、「Really Really Lots of Recruiting」(記事公開時点で終了)を紹介。
9日間にわたって開催されるものの、走者はたった1人という驚きのイベント。「一体何事?」と思ったら、記事を読んでみてくださいね。
このカテゴリで上位の記録を持つ7名がスウェーデンのベクシェー(Växjö)の某所に集結し、1月31日~2月2日の3日間で120枚RTAの自己ベスト記録を競うのが今回のイベントとなっている。
そのため、イベント期間中は、起きている間ずっと上位プレイヤーの真剣な走りを見ることができるのだ。
30日投稿の記事では、マリオ64のRTAイベント「BREAK THE RECORD: LIVE」(記事公開時点で終了)を紹介。120枚RTAのトッププレイヤーが競う、一風変わったオフライン大会です。
この大会で新しい世界記録を出すと、賞金はなんと13,000ドル(日本円で約141万円)! この記事が投稿されるころには、この大金を手にするプレイヤーが出ているかも……?
名前の通り今回で6回目の開催になるこの大会は、FINAL FANTASYの中から選ばれた複数作品のRTAを駅伝方式で繋ぎ、どのチームがはやく全作品をクリアできるかを競うという大会である。
もうひとつは元号ですね(笑) 令和が発表されたときにFF15の名言と絡めてすごい界隈が盛り上がったので、これは採用するしかないなって。
続いて31日には、「第6回FINAL FANTASY RTA 駅伝対決」を紹介する記事が投稿されました。こちらは2月8日(土)の午前7時出走なので、これから開催されるイベントです。
イベントの主催者の興味深い話や各ゲームの見どころ紹介など、内容は盛りだくさん。イベント開催までに読んでおけば、もっと楽しめます!
新たな世界へようこそ! RTA紹介記事
いつの時代も、RTA走者は新たな走者を求めるもの。このRTAGamersにも、そんな走者たちの手によって、「布教」を目的とした記事が日々投稿されています。
この忍転身をどれだけされずにクリアをしていくか、これがタイムに大きく直結します。
どうしようも無いように思えますが、実は敵の発動するリミットブレイクは制御が可能です。
こちらは6日投稿、「閃乱カグラEstival Versus」の記事。ボスとの戦い方を、動画を用いて丁寧に分かりやすく解説しています。
かわいい女の子を満喫するゲームに見せかけて、本格的な無双系アクションゲームの今作。今後はステージごとの解説記事も書いてくれるそうなので、ボス戦の練習をしながら待ちましょう!
私は「RTAをやってみたいが、どのゲームのRTAに手を出せば良いのか分からない」と悩んでいるあなたに、まずはこのゲームのRTAをやってほしいと思っている。
「はじめ何からすればいいのか分からない」と悩んだあなたは、以下のような16枚RTAの動画をまねて、とりあえずクリアしてみるのが良いだろう。
続いて、18日投稿の「マリオ64」の記事では、大人気の16枚RTAを始めたい人向けに、必要なものから練習法まで分かりやすく解説しています。
ハードルが高そうに見えても、実は初心者向けだというマリオ64のRTA。「とにかくRTAをやってみたい!」という人は要チェックです!
普段のマリオ64RTAではお目にかかることがない代物だが、しかし、達人向けの競技『ワンスターRTA』ではときどき使われるのだ。
これは先で話した『メリット2: 3段ジャンプよりも飛距離を伸ばせる』を活かしていて、4段ジャンプのキラキラ光るエフェクトも相まってかっこいい!
また、同じくマリオ64では、クリア後に使える「4段ジャンプ」を使ったRTAを紹介する記事も24日に投稿されています。
通常のRTAでは使われず、限られた場面でのみ使われるという4段ジャンプ。普通のマリオ64RTAに飽きてしまった人は、4段ジャンプを使ったRTAに挑戦してみては?
クリアを阻む敵や障害物は存在せず、ゲームオーバーもありません。ストレス要素をすべて排除し、プレイヤーへの癒しを与えるべく作られたゲームとなっています。
Refunct Any%の神髄は「洗練された基礎動作」です。世界上位のプレイヤーの動きは美しく、もはや芸術といっても過言ではありません。
さらに27日投稿の「Refunct」の記事では、動画や図を用いてAny%のテクニックを詳しく紹介しています。
ストレスフリーの綺麗な世界を駆け抜けるRTAは、見ているだけでもうっとりするほどの美しさ。3分ほどで走破できるので、RTAをやったことがない人も始めやすいゲームかもしれませんね。
ロマサガ1は通常プレイをやるよりRTAをやる方が簡単なんだ。実はおじさんも通常プレイでクリアしたことは無いよ。
大人はね、ずるいんだよ。
28日投稿の「ロマンシング サ・ガ」の記事では、状況再現やバグ技、メモリー破壊などを駆使し、文字通りゲームシステムを「ぶっ壊す」テクニックを紹介しています。
ぶっ壊しおじさんによれば、30分でクリアできるというロマサガ1。個性豊かなキャラと一緒に、楽しみながらロマサガ1のRTAを学んでみては?
走者の努力の結晶! 世界記録紹介
走者たちのたゆまぬ努力と研究により、日々生まれているRTAの世界記録。RTAGamersでは、そんな世界記録を解説付きで紹介しています。
乱数要素によるタイムへの影響が大きいことも特徴で、ワールド6のボス『バーボス』や、ボーナスステージ内の『緑バナナ』で現れる様々なパターンへの対応は、プレイヤー間で戦略の異なる、1つの見所でもあります。
1年間で1分以上もの更新が達成されたのは、新しい技や細かい最適化によるルートの進化とともに、3人のトップ走者による世界記録争いが行われたことが背景にあります。
5日に投稿された「スーパードンキーコング3 103%」の記事では、V0oid氏が持つ1時間51分31秒の世界記録を紹介しています。
世界記録争いが活発に行われ、記録更新が続いているというスーパードンキーコング3の103%。今後も目が離せません!
このぷよぷよBOXですが、たまたま筆者がRTAの世界記録を持っているため、今回はそのぷよぷよBOXのRTAについて紹介していきます。
そのため4連鎖以下の連鎖はただの時間のロスであり、どのような状態からでも5連鎖以上を組むことが必須条件となっています。安定を狙うなら6連鎖してもいいくらいで、私は6連鎖を狙っています。
12日に投稿された「ぷよぷよBOX Quest Mode」の記事では、35分42秒の世界記録を持つもか氏自らが執筆し、RTAのポイントを紹介しています。
大筋はRPGでありながら、戦闘はぷよぷよで行うという一風変わったクエストモードのRTA。RPGとパズル、両方のテクニックを分かりやすく解説してくれる記事です。
本作は発売から30年以上が経過した現在でもRTAが活発な作品であり、日々新しいテクニックが生み出されています。
世界記録を狙う上では、いかにTASに近づけるかというのが焦点となってきます。
19日投稿の「スーパーマリオブラザーズ Any%」の記事では、Kosmic氏の04分55秒646という世界記録を紹介しています。
すでに4-1まではTASと同タイムで、1フレームも更新余地がないステージが複数あるという今作。一体どのように記録を更新したのかは、記事を要チェックです!
こっちもよろしくね! 「RTA Radio 略して、あるらじ!」関連記事
RTAに関するゲストを招いたトークや、RTAGamersとの連携で、RTAに関するさまざまな情報を提供する「RTA Radio 略して、あるらじ!」。RTAGamersでも、まとめ記事を掲載しています。
RTAって言葉ができたのが2000年入ってからなんですけど、僕はそれより前からやってました。昔は簡単に動画で共有もできないので、ゲーム内時間が表示されているゲームでタイムがどこまで短くなるかってのを競ってたんですよ。
今月は、RTA in Japan主催のもか氏をゲストに招いた第2回放送の記事が、17日に投稿されました。
RTAの歴史を垣間見れるトークやイベントの紹介など、内容は盛りだくさん。記事はもちろんのこと、あるらじ!もぜひ聴いてくださいね!
今回盛り上がった結果、身バレして、正月に家族の前で自分の解説した動画の上映会が行われました。
こちらは29日投稿、RTA in Japan 2019の出場者を招いた増刊号の記事です。
個性豊かな6組に感想やゲームの魅力を聞いた放送は、聞きごたえ抜群! アーカイブを見る前に視聴すると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
編集後記
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
RTAGamersでは、情報を発信したいRTA走者が集まって、各々自分が書きたい記事を書いています。
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パズルボブルRTAをやる人。みんなからはタイトーの回し者と呼ばれておるぞ。
コメント
ゼルダやマリオなど、何年も前のゲームなのに未だに短縮案が出てくることに驚きです・・・っ!!2020年という新しい年の滑り出しから始まり、いろいろな可能性に満ちた一年になりそうです。