今年は競馬ブームなので、競馬ゲームのRTAを紹介する

競馬シミュレーションゲーム

みそにこみです。

本日12/19は、阪神競馬場にて2歳馬最強決定戦となる
第73回 朝日杯フューチュリティステークス(GI)」が15:40より発走となります。
ぜひともフジテレビ系列、またはBSフジにてご視聴くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

と、およそRTA記事とは思えぬ書き出しから始めましたが、
本年のウマ娘から始まった競馬ブームに乗っかって、競馬ゲームのRTA事例を紹介していきます。

シミュレーションゲーム編

競馬ゲームといえばシミュレーションゲームの印象が強い方も多いのではないでしょうか。
代表的な2作品から挙げることとします。

  1. ダービースタリオンシリーズ
    代表的な競走馬育成シミュレーションゲームで、RTAでもニコ生RTAWikiでの一大勢力となっているシリーズです。

    1. プレイステーション版初代ダービースタリオン
      プレイステーション版初代ダービースタリオン(以下PS版ダビスタ)は、シリーズでも圧倒的な走者数を誇っている作品です。下記のニコ生RTAwikiリンクもご確認ください。
      http://niconamarta.sakura.ne.jp/index.php?game=%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3(PS%E7%89%88%E5%88%9D%E4%BB%A3)

      1. 凱旋門賞制覇RTA

        世界最高峰の芝レースとされる、フランスはパリ・ロンシャン競馬場にて行われるレースの制覇を目標とするカテゴリです。
        PS版ダビスタでも最短のカテゴリとなっており、26分26秒という記録が確認できるなかで最速です。
      2. 海外完全制覇RTA

        凱旋門賞に加えて、作中海外レース(英国:キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、米国:アーリントンミリオンステークス、仏国:凱旋門賞)を完全制覇するカテゴリです。
        38分55秒という記録が確認できるなかで最速です。
    2. ダービースタリオン全国版(FC)
      ファミコンで最初に出たダービースタリオンの、マイナーチェンジ版といった作品です。初代では出走できなかった、関西圏のレース(日本の中央競馬は関西と関東という2つの軸で開催されています)にも出走できるようになったものです。

      1. エンディングRTA

        名前の通りエンディングを目指します。エンディングは全G1勝利後、最後のG1を勝利したところから始まります。
        3時間11分11秒が世界記録です。
  2. ウイニングポストシリーズ
    ダービースタリオンシリーズと並ぶ、競走馬育成シミュレーションゲームの代表です。
    より本格的で細かなシミュレーションが特徴となっており、両シリーズの違いはなかなかに大きいです。
    また毎年、マイナーチェンジした上で発売され、ナンバリングタイトルは数年ごとにシステムや登場キャラの変更を伴って登場します。
    一方でRTAはあまり活発ではなく、散発的に行われている状況と筆者は見積もっています。
    かなり運に左右される部分があるRTAです。

    1. ウイニングポスト9 2020
      最新作、ウイニングポスト9の2020年イヤーモデルです。

      1. 凱旋門賞RTA

        こちらでも凱旋門賞RTAは真っ先に目標となるカテゴリと言えると思います。
        最新のゲーム、かつ引き継ぎデータなしでありながら1時間以内(57分1秒)に見事制覇されています。
    2. ウイニングポスト8 2018
      前作であるウイニングポスト8の最終イヤーモデルです。
      コーエーのシミュレーションゲームらしく、本作からかなり細かく馬への調教内容を指定できるようになりました。

      1. 凱旋門賞RTA

        こちらでも凱旋門賞RTAが行われています。
        2018でRTAを行っているのは筆者だけのようで、僭越ながら筆者の動画を紹介させて頂きたく思います。
        引き継ぎデータありでスタートし、1時間13分21秒で走破しています。
        最初からミスターシービー、シンボリルドルフの2頭の三冠馬を引き連れて挑みます。

レースゲーム編

シミュレーションゲームは馬主としてプレイするゲームでしたが、ジョッキーとしてプレイするレースゲームにも名作があります。
この項目ではそのようなゲームを紹介して参ります。

  1. ギャロップレーサーシリーズ
    旧テクモから発売されていた、このタイプのレースゲームの代表格です。
    レースゲームというとモータースポーツのように加減速とステアリングを全て自分で操作するようなものを想像するかもしれませんが、このゲームでプレイヤーが操作出来るのは手綱の押し引き、左右移動、鞭を入れるだけです。
    しかし、馬の状態、他のジョッキー(CPU)の出方、出走馬、枠順などが複雑に絡まり、その場その場で状況が変化することから、一瞬の判断ミスが許されない上、自分の操作だけではどうにもならない部分が他のレースゲームより遥かに大きいところが、一風変わったところです。

    1. ギャロップレーサー8
      事実上のシリーズ最終作となった作品で、PS2でプレイできます。
      本作ではメインモードにおいて、最初から強い馬に乗ることが出来るようになっており、RTAでもこれを活用しての攻略となっています。

      1. 凱旋門賞RTA

        やはりこちらでも凱旋門賞。システムを活かし、いきなり世紀末覇王として名高い、名馬テイエムオペラオーに乗り凱旋門賞を目指します。
        記録は56分46秒。ミスなどもありまだまだ投稿者自身は詰められる記録だと仰っています。
        ただ、このゲームは普通にプレイしてもちょっとした判断ミスでレースに負けうる、シビアなゲームです。
    2. ギャロップレーサー2
      本作はPS時代の作品です。

      1. 凱旋門賞RTA

        そろそろ「またか!」とお叱りを受けそうですが、それだけ日本の競馬関係者において凱旋門賞というのはなんとしても制覇したい夢であります。ファンからしても日本馬が勝利する瞬間をなんとしても見たいと思うものです。
        なにせ初挑戦から50年以上も経過しながら、未だに制覇した日本馬はいないのですから。
        PS時代とはいえ基本的な操作性は既に完成されております。メインモードの差で、最初にしっかりお金稼ぎが必要な点や、凱旋門賞の出現条件が異なるなどの差異があります。
  2. ジーワンジョッキーシリーズ→チャンピオンジョッキー
    上記ウイニングポストの発売元であるコーエー→コーエーテクモゲームスから発売されていた、プレイヤーが騎手となってレースをするゲームです。
    先に紹介したギャロップレーサーシリーズと双璧を成していましたが、コーエーとテクモ両社が合併したのちにシリーズも統合されました。が、残念なことに、2017年を最後にシリーズは途絶えているのが現状です。

    1. チャンピオンジョッキー:ギャロップレーサー&ジーワンジョッキー
      シリーズ唯一本作のみ、RTA動画が投稿されています(執筆時点)。
      統合後の事実上唯一の作品であり、PS3、Xbox360、Wiiで発売されました。
      PlayStation Move、Kinect、Wiiリモコン(バランスWiiボード)といったコントローラーで体感操作ができるのは特徴的なポイントといえるでしょう。

      1. 日本ダービー制覇RTA

        ストーリー展開が長尺であることからか、日本ダービー制覇カテゴリのRTAがされています。
        1時間33分37秒で走られており、ダービー制覇でもここまでに比べるとかなりの長時間になります。

アプリゲーム編

  1. ウマ娘 プリティーダービー
    実在の競走馬を擬人化し、その擬人化キャラクターを育成するアプリゲームです。
    本年屈指の売上を叩き出したアプリゲームであり、本年の競馬ファンの増加に大きく寄与したと思われる作品です。

    1. URA WIN%

      ゲーム内のメインシナリオであるURAファイナルズを最後までクリアするカテゴリで、今回紹介したゲームの中で唯一Speedrun.comのリーダーボードが存在しています。
      必須イベントの少ないキャラクターほど時短にはなりますが、安定択にはならないようで、必須イベント最小のメジロマックイーンではなくタイキシャトルが最速となっています。
      またPC版に限り、fpsを増やせば増やすほどイベントスキップが早くなるため、最速記録では600fps動作という他のゲームではまず見ないようなfps値が記録されています。またfps値も申請時に記載する必要があります。

おわりに

まだまだRTA界隈では競馬ゲームのブームは来ていませんが、これを機にブームとなることを期待しております。
みんなも競馬ゲーム、しよう!そしてRTA、しよう!
そして日常のささやかな楽しみとして、競馬もお楽しみ頂けましたら、RTAプレイヤーであり競馬ファンである筆者も大変ありがたく思います。
地方競馬であればインターネットで無料公式配信もしておりますので、ぜひ。

コメント

  1. 匿名 より:

    PS版ダビスタの動画が二つとも同じものになっていませんか?

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