こんにちは! いつもRTAGamersをご覧いただき、ありがとうございます。
早いもので、もう2020年も残り1カ月を切りました。師走の名のとおり、年末は何かと忙しないものですよね。
今月末はRTA in Japan 2020、年始にはAGDQと、大規模なRTAイベントが続きます。今からしっかり体調管理をして、イベントを楽しみましょう!
そんな2020年11月、RTAGamersには16件の記事が投稿されました。
どんな記事が投稿されたのか、さっそく振り返りましょう!
月刊RTAGamersとは?
RTAGamersの記事を誰よりも読んでいるテキストチェック担当者が、1カ月に投稿された記事を紹介する定例記事(毎月第1日曜日更新)です。
読みそびれた記事がある人はもちろん、どの記事も欠かさず読んでいるというヘビーユーザーも要チェック!
氷河期を経て今がある、DQ8RTA15年の歩み ~今月のスマッシュヒット~
テキストチェック担当者が、「特に読んでもらいたい!」と個人的に太鼓判を押す記事を紹介する「今月のスマッシュヒット」。
今月取り上げるのは、16日投稿、5年ぶりに世界記録が破られた「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」のRTAの15年にわたる歴史を紹介する記事です。
なぜ5年間も記録が更新されなかったのか、そして発売の2004年から2015年はどのようにRTAが進化していったのか。それは先人の汗と努力を知らずして語ることはできない。
まさに開拓期で現在とは攻略法が異なるが、このクオリティの戦略が発売1か月で練り上げられていることに驚きが隠せない。
そして、更新の難しさを感じたプレイヤーは記録狙いをやめ、ここからDQ8RTAは氷河期へと突入することになる・・・
人気シリーズのドラゴンクエスト8(以下、DQ8)は、発売当初の2004年からRTAが行われていた記録が残っているなど、RTAの歴史は15年以上に及びます。
DQ8RTAの長い歴史の中では、革命を起こすほどの新たな戦略あり、氷河期あり、5年ぶりの記録更新ありと、さまざまなことがありました。
長年DQ8RTAを研究してきた走者が3人がかりで徹夜して文献を収集した超大作、ぜひご覧ください。
あんな技からこんな技まで RTA紹介記事
いつの時代も、RTA走者は新たな走者を求めるもの。このRTAGamersにも、そんな走者たちの手によって、「布教」を目的とした記事が日々投稿されています。
2017年12月1日にNintendo Switch用ソフトとして発売された『ゼノブレイド2(以下本編)』と本編の前日譚として追加されたストーリー『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ(以下イーラ)』には、なぜかいつでも落下死することができるコマンドが存在します。
なんと、キャラクターがホバーしてしまいました。RTA走者の間では、これをゾンビホバー(Zombie Hover)と呼んでいます。
4日投稿の記事では、「ゼノブレイド2」になぜか存在している強制落下死コマンドと、そのコマンドを活用したバグ技を紹介しています。
その場で落ち続ける主人公がとてもシュールなこのコマンドは、床抜けや無限ジャンプといったRTAに便利なバグ技が使えます。シュールな姿を映した動画と共にお楽しみください。
ゼノブレイドクロスには「スコード」と呼ばれるWii Uのネットワークを利用したオンライン要素があり、これを使用することが禁止されている「Offline」と、許可されている「Online」に分けられています。
これらを利用すると、RTA中に使う装備などを他のプレーヤーから提供していただくことができます。
同じゼノブレイドシリーズということで、続けてご紹介。29日投稿の記事では、「ゼノブレイドクロス」の珍しいカテゴリ「Online」を紹介しています。
その名のとおり、オンラインで他のプレイヤーに協力してもらいながら最速でクリアを目指すこのカテゴリ。一体オンラインの場「スコード」で何が行われているのか、気になる人は記事をチェック!
現在のAny% 最速ルートではISGを発動し、ハイドアウトをクリアしてからMMMを発動させます。つまり、オープニングムービーを管理するタイマーが動いている間に、ハイドアウトをクリアし、MMMの準備を完了しなければなりません。
このRTAの中で、筆者が1番ヤバい技だと思っているのがこのPhase Walkingです。
7日投稿の記事では、自己ベスト更新を目指すイベント「Road to the Record」に向けて、「ドンキーコング64」のAny%で使われるバグ技を紹介しています。
クリアに必要なアイテムなどの条件を、とてつもなくシビアな条件をクリアすることで最速で得ていくドンキーコング64のAny%。ヤバい技の数々はぜひ記事でご確認ください。
一方、ことボス戦に関しては、前作以上に凝ったギミックが用意されていることもあり、それぞれの戦闘に対してRTA特有のテクニックが開発されてきました。
本来は相手の投げてくる雪玉を避けつつ、ネクタイに雪玉を当てることで倒すボスなのですが、日本版限定で、『ブリークカット』と呼ばれる倒し方が知られています。
12日投稿の記事では、「スーパードンキーコング3 謎のクレミス島」のRTAにおけるボス戦用のテクニックを紹介しています。
スーパードンキーコングといえば、宙を舞ったり無を取得したりと好き勝手やるイメージがありますが、今作では道中の基礎動作とボス戦のテクニックが重要です。洗練されたテクニックをお楽しみください。
『星のカービィ ロボボプラネット』のサブゲームの一つカービィの3Dチャレンジをグレードアップしたような作品で、シリーズでおなじみのコピー能力はなく、すいこみとはきだしで敵を倒して進んでいくシンプルな3Dアクションゲームです。
実はRTAだとそれほど重要な技ではなく、早くなるポイントで全部決めても5秒程度しか変わらない技なのですが、後に紹介するスコアアタックではこの技が猛威を振るうことになります。
こちらは14日投稿の記事。「カービィのすいこみ大作戦」のRTAの2カテゴリと、スコアアタックを紹介しています。
カービィでおなじみのコピー能力がないというシンプルなゲームながら、求められるテクニックはかなり精度が高い、なかなか闇の深いRTAです。特にスコアアタックは恐ろしいですね。
楽しいイベントが盛りだくさん! イベント情報
RTA界隈が活発になっている今日では、毎週末のようにRTAのイベントが開催されています。RTAGamersでも、そんなRTAイベントに関する記事を掲載し、見どころを紹介しています。
『RTA Superstars』は、とんこつが個人的に尊敬する2DアクションRTA走者による、招待制のオンラインマラソンイベントです。
プレイヤーのがーすー氏は、本サイトで半年前に紹介した同カテゴリの世界記録(1:26:13)をその後更に縮め、1:25:54というタイム(当時の世界記録)で、初の1時間25分台を達成しました。
こちらは15日投稿、「RTA Superstars」(11月21日開催)で披露される3タイトルとその走者を紹介する記事です。
招待制のイベントということで、走者は全員世界トップレベルと超豪華! 走りはもちろん、インタビューも必見です。見逃してしまった人はアーカイブをどうぞ。
『DKC Festival』は、DKC(Donkey Kong Country, スーパードンキーコング)シリーズの海外コミュニティが主催するスピードランの祭典であり、2014年、2017年に続いて今回が3度目の開催となります。
『スーパードンキーコング All Stages』といえば、本作で競技人口の最も多いカテゴリですが、今回は『Donkey Only(ドンキー縛り)』という強力な制約付きでタイムが競われます。
20日投稿の記事では、世界規模で行われるオンラインイベント「DKC Festival 2020」(11月21日~23日開催)を紹介しています。
おなじみのカテゴリからビンゴに至るまで、さまざまな競技が目白押し。まさにスーパードンキーコング好きのためのお祭りです! 楽しそうな様子が記事からも伝わってきますね。
TGAはその名の通り東大生のみで構成されるゲームサークルであり、東京大学の学園祭である五月祭と駒場祭でゲームのやりこみを発表したり、夏と冬のコミックマーケットで会誌を頒布するなどの活動を長くに渡って続けている。
タイトルの並びを見るだけで胸のどよめきを抑えられないのは筆者だけではないだろう。クソゲーオブザRTAで唯一なかったドリームベースボールを見れるぞ!
こちらは21日投稿、東京大学ゲーム研究会が2020駒場祭で行った「パワフル東京ゲーミング2020」(11月21日~23日開催)を紹介する記事です。
RTAが専門のサークルではないものの、今回披露されるタイトルは全てRTAと、実質RTAイベントと言っても過言ではないこのイベント。見逃した方はアーカイブをぜひどうぞ。
それって、リレーにすごく向いてないか?
という、かつてからの野望が抑えきれなくなったので、開催に至りました!
22日投稿の記事では、12月19日に開催される「ソニアドRTAリレー」を紹介するとともに、走者が決まっていない区間の走者を募集しています。
エミー編とビッグ編はまだまだ走者を募集中とのことですので、興味がある人はこれを機にソニアドのRTAを始めてみてはいかがでしょうか。
一瞬のシャッターチャンス、刮目せよ!
ずっと計算、休憩せず計算、最後まで計算
さて、ここからは「RTA BootCamp」の記事を続けて紹介します。まずは13日投稿の記事。11月26日に開催された第8回の採用作品を、走者の意気込みや見どころとともに紹介しています。
RTA BootCampは、短いスパンで開催するオンラインのRTAマラソンイベントです。
「BootCamp」という名前には、イベント参加が初めての人や新しいRTAを始めたばかりの人でも、訓練場として気軽に参加できるイベントでありたいとの思いが込められています。
続いて27日投稿の記事では、12月10日に行われる第9回RTA BootCampの走者の募集を行っています。
募集はすでに締め切られましたが、イベントはこれから開催されますので、ぜひご覧ください!
こっちもよろしくね! 「RTA Radio 略して、あるらじ!」関連記事
RTAに関するゲストを招いたトークや、RTAGamersとの連携で、RTAに関するさまざまな情報を提供する「RTA Radio 略して、あるらじ!」。RTAGamersでも、まとめ記事を掲載しています。
「海外はスマブラDXの人気が高くて、オーディエンスの規模だったり、会場に出店やグッズが売ってたりゲームのお祭りみたいな熱気が忘れられないですね。海外のプレイヤーはみんな強くて、操作制度・アドリブ力がすごいと感じました。海外では週に1度大会があるぐらいで、場数が違うのもあるんじゃないかと思います。」
6日投稿の記事では、スマブラDXの大会にも数多く出場しているZer0さんをゲストに招いた第23回放送の模様を紹介しています。
国内の大会だけでなく、海外の大会にも積極的に参加しているZer0さん。RTAの話はもちろんのこと、海外大会の出場秘話も必見です!
ヨッシーに乗ると敵や木の実を食べることができたり、いわゆる乗り捨てと呼ばれる2段ジャンプができたりといった操作が直感的にできる点がすごいと思います。あと、シリーズ最強のマントがあったり、様々な要素が好きな作品となっています。でも、操作感はマリオ1が一番好きですね(笑)
こちらは13日投稿、さまざななRTAイベントや企画を手掛けるy_kudoさんをゲストに招いた第24回の放送の様子です。
ラジオ番組「トーク堂 ふららじ」など、RTAイベント以外にも企画を主催するy_kudoさんのお話は、企画をやりたい人には必聴の内容です!
これは小学校3年生か4年生ぐらいの話なんですが、バンジョーとカズーイの大冒険ってステージのゲーム内タイムが出るんです。当時はマッドナイトまんしょんっていうお化けが出るステージが怖くてどきどきしながらやってたんですが、あるときこのステージはどれぐらいの時間で100%攻略できるのかが気になったんです。
24日投稿の記事では、RTAのみならずモンハンフロンティアの公式タイムアタック大会でも活躍しているC3-POさんを招いた第25回の模様を紹介しています。
「百人一首配信で人が集まらずに悲C3-PO」とは一体……? 気になる人は記事と録画をチェックしましょう!
編集後記
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
RTAGamersでは、情報を発信したいRTA走者が集まって、各々自分が書きたい記事を書いています。
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パズルボブルRTAをやる人。みんなからはタイトーの回し者と呼ばれておるぞ。
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