【世界記録紹介】スーパードンキーコング 101%

2DACT

はじめに

今回は『スーパードンキーコング 101%』の世界記録について紹介します。

世界記録:44分59秒

プレイヤー:Stew_

記録動画:https://www.twitch.tv/videos/537458841

スーパードンキーコングとは

スーパードンキーコング』は1994年にレア社が開発し、任天堂が発売したスーパーファミコン用の横スクロールアクションゲームです。本作のRTAについては、既に2本の紹介記事を公開しておりますので、以下もあわせてご覧ください:

【スーパードンキーコング】ボスを逆順に倒す『RBO』の歴史と革新

【スーパードンキーコング】「RTA8分切り」の壁を壊した『ステージ離脱バグ』

101%RTAについて

101%という数字は、本作における最大クリア率にあたります。101%の内訳は、(通常ステージ×33)+(ボーナスステージ×67)+(キングクルール)です。6体登場する通常ボスは達成度と関係ないため、2面のボス『マスターネッキー』はバグ技によってスキップします。

本シリーズの他作品と比べて収集要素が少ない101%RTAは、競技時間が50分以内と比較的コンパクトですが、以下に挙げるような1F技約1/60秒の入力精度が要求される技)がタイムを大きく左右する、非常に難しいカテゴリでもあります。

ゴリラが空を舞う『飛鳥文化アタック』

本作には『飛鳥文化アタック』と呼ばれる、空中を一直線に飛び続けることのできる大技が存在します。以下の動画のように、敵を踏む判定とローリングする判定をぴったり重ねると発動することができ、ステージのギミックを無視できるため大幅なタイム短縮に繋がります。

101%RTAでは4ヶ所の飛鳥文化アタックポイントが存在しますが、全成功と全失敗では約2分も差がつく大きな見所です。その中でも、上の動画で紹介した5-2『トリックトラックリフト』は唯一、ドンキーにのみ飛鳥文化アタックが許されたポイントです(ディディーでは被弾してしまうため)。移動速度やジャンプ力の関係でディディーが活躍することの多い本作のRTAの中で、貴重な主人公の活躍シーンの1つとなっています。

ボーナスに入らず達成度をもぎ取る『ボーナススキップ』

本作におけるボーナスステージでは、入場した瞬間に達成度が加算されるため、ボーナス内でバナナやバルーンなどの景品を集める必要はありません。さらに言えば、ボーナスステージの壁を開けたりバレルに入ったりした直後に、入場したという判定を得られるため、これを利用した『ボーナススキップ』と呼ばれる技が成立します。

上の動画では、4-1『ふぶきの谷』を一旦クリアした後で、ステージ開始位置にある画面外のボーナスで『ボーナススキップ』を決めています。バレル発射音と同時にステージを退出することで、ボーナス発見済みマークである「!」が表示されたことが分かります。多くのステージで狙えるうえ、ボーナスの内容によっては約10秒という大きな短縮になる重要な1F技です。

現在の世界記録

本カテゴリにおける世界記録は、本稿執筆時点で、Stew_氏による44分59秒となっています(speedrun.com上の世界記録はV0oid氏による45分08秒です)。

本カテゴリ初の45分台も、同じくStew_氏によるものでした(45分56秒、2018年3月に達成)。その後、進化したルートで2019年8月にV0oid氏がこの記録を破って以降、世界記録の更新が活発化し、2020年1月、ついに冒頭で紹介した夢の44分台という快挙が達成されました。この記録は、ローリングやジャンプといった基礎動作が洗練されているのはもちろん、全12回ある1F技のうち主要なもの9つを決めていることから、更新は極めて困難な記録であると見られています。

『RTA 1n Kagawa Online』にて披露されます

本記事で紹介した『スーパードンキーコング 101%』のRTAは、1時間以内に終わるゲームのRTAを集めたイベント『RTA 1n Kagawa Online』にて、以下の通り披露される予定です。

日時:2020年3月8日 10:00~10:50

走者:とんこつ(筆者)

解説:あぶ

配信場所:https://www.twitch.tv/ome_speedrun

筆者の自己ベストは45:52(世界4位)であり、これは約半年前の世界記録水準のタイムに相当します。『1時間以内にクリア』がテーマの同イベントにおいて唯一の完全クリアを目指すゲームですので、是非本番の模様をチェックいただければ幸いです(アーカイブはこちら)。

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