無敵時間杯 第4期内藤九段将棋秘伝トーナメントとは
1985年に発売された、ファミリーコンピュータ用アクション将棋ゲーム「本将棋 内藤九段将棋秘伝」を使用したトーナメントです。
プレイヤー同士が実際に将棋を指すわけではなく、いかに早くCPUを投了させるかというタイムを競います。
まず、挑戦者決定戦のトーナメントを行い、これを勝ち抜いたプレイヤーが、前期内藤九段位のyagamuuさんと七番勝負を行い、第4期内藤九段位を決めようという大会です。
2018年の4月21日に第1期が開催され、RTA in Japan 3でも披露されていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
今回は、アパレルブランド『無敵時間』による協賛も発表され、今まで以上の盛り上がりが予想されます。
イベント概要
開催日時
2021年4月17日(土) 20時~
トーナメント形式
挑戦者決定戦
三番勝負 (BO3、2本先取)
ダブルエリミネーショントーナメント
内藤九段位決定戦
七番勝負 (BO7、4本先取)
配信チャンネル
トーナメント表
Challonge
詳しいルールもこちらに掲載されています。
本将棋 内藤九段将棋秘伝のRTAとは
タイマータイミング
スタート:タイトル画面でスタートを押し、「一手目」が表示された瞬間
ストップ:「詰みです」が表示された瞬間
やること
手順は確立されており、RTAとして最短である以下の15手の攻防を繰り広げます。
▲:プレイヤー △:CPU
▲5六歩
△3四歩
▲5八飛
△4四歩
▲7六歩
△3二銀
▲5五角
△5四歩
▲6六角
△4二飛
▲5五歩
△5五同歩
▲5五同角
△4三銀
▲7三角成
実際に操作するのは、8手のみです。
見どころ
30秒強で終わるRTAということもあり、1つのミスが大きな命取りになります。
対人戦であり、トーナメントであることによる緊張感の中、最大限のパフォーマンスを発揮することが重要になります。
また、例えば“→↑”と動かす場面では、“↗”と斜めに入力することで、操作を1つ減らすことができます。
ですが、この操作をするには、十字キーの右と上を同じフレームに押すことが必要です。
1Fでもズレてしまうと、右もしくは上に移動してしまいます。どちらに動いたかを即座に判断し、リカバリーをする必要があるので、人間の反応速度では、タイムロスが発生してしまうでしょう。
記録狙いでは、失敗してもリセットをすれば済みますが、これは対人戦なので、そうはいきません。
攻めるのか守るのか、お互いの実力やその日の調子を考慮し、どんな戦略をとるのかという部分にご注目ください。
ちなみに内藤九段とは
名前
内藤國雄(ないとうくにお)
棋士番号
77
出身地
兵庫県神戸市
師匠
(故)藤内金吾八段
獲得タイトル
王位 2期(第13期-1972年度・23期)
棋聖 2期(第15期-1969年度後期・23期)
参考:日本将棋連盟 棋士データベース
まとめ
駒を8回動かすだけの簡単なおしごとですが、やってみるとなかなかタイムがでないのがこのゲームです。
1回あたりの所要時間が短いので、プレイを始めるとついつい長時間やってしまうスルメゲーになっています。
このトーナメントを見て気になったら、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?
中古ゲーム屋にいくと、大体置いてあります。
「名古屋RTA Meeting」主催
最近は、プレイヤーより解説や運営に携わることが多いです。
コメント