どうも、HiSTです。
先日、「RTAを始めるために ~パズルゲームの場合~」という記事が投稿されていましたね。
筆者は、あまりパズルゲームをプレイしないので、「一口にパズルゲームといってもいろいろあるんだなぁ」と眺めていましたが、1つだけRTAをしているパズルゲームがあった事に気が付きました。
それが、今回ご紹介する『ソロモンの鍵』というアクションパズルゲームです。
『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』に収録されているので、プレイしたことがある方も多いのではないでしょうか?
普通にプレイしても面白い作品ですが、RTAも始めやすくやりがいがあるものになっています。
この記事で、『ソロモンの鍵』の魅力を伝えられたらと思います。
ソロモンの鍵ってどんなゲーム?
魔法使いダーナを操り、全50の部屋からなる地下星座宮の奥にある、魔法書「ソロモンの鍵」を入手しにいきます。
それぞれの部屋は扉でつながっており、この扉はステージのどこかにあるカギを入手すると開きます。
Aボタンを押すと、茶色いブロックを出したり消したりできる「換石の術」を使うことができます。
また、「マンダのつぼ」というアイテムを手に入れると、Bボタンで「火球の術」を放つことができます。
これらをうまく使って、ステージをクリアしていきます。
上記画像は、最初のステージであるROOM 1なので、迷うことなくクリアできると思います。
終盤に進むにつれ難易度は増していき、Any%の最難関ステージとされているROOM 47では、部屋がブロックまみれに……
とはいえ、先人の走者達が解法を確立してくれているので、自分で考えなくてもRTAを走ることができます。
冒頭に挙げた記事でいうと、解法が分かれば走ることができる「もじぴったん型」に分類されるゲームですね。
しかし、これは“アクション”パズルゲームです。
解法を覚えたうえで、正確な操作をしなければ、良いタイムを出すことは難しいです。
そのため、解法がいくつか存在しているステージもあり、実際に走るときは、自身のプレイスキルに応じて選択していきます。自分で解法を考え出すこともできるかと思います。
今回は、どの解法でも使える基本テクニックを紹介していきます。
基本テクニック紹介
ダーナは、先ほど挙げた「換石の術」「火球の術」のほかに、左右移動(十字キー右左)・ジャンプ(十字キー上)・しゃがむ(十字キー下)という行動ができます。
十字キーの上でジャンプをするという珍しい操作方法なので、少し慣れが必要です。
階段上り
階段のように積まれたブロックを上っていくときに使います。
ただジャンプをして上っていくだけですが、正しい上り方をしないと僅かにタイムロスになります。
といってもやり方は簡単、ブロックの側面にぶつからないように登っていくだけです。
1回あたり、2~4フレームという微々たる短縮ですが、ブロックを上る機会は山ほどあるので、積み重なると大きなタイム短縮につながります。
コーナーランディング
先ほどの動画のなかで、3回目のジャンプだけ着地後の硬直が無かったのに気がついたでしょうか?
これはコーナーランディングと呼ばれるテクニックで、ブロックの角に触りながら上ることで、16フレームの着地硬直をなくすことができます。
人間が毎回このテクニックを狙って成功させるのは、ほぼ不可能ですが、それなりの頻度で発生することがあるので、覚えておきましょう。
斜め上り
ブロックの端に立つことで、真上にブロックがある状態でもジャンプすることができます。
将棋の桂馬のような配置のブロックを上っていくことから、筆者は桂馬ジャンプと呼んでいます。
このジャンプをするためには、ブロックの端から3ピクセルの位置に立つ必要があります。また、左に向かうときと右に向かうときで、微妙に感覚が異なるので、連続で成功させるのは難しいです。
このテクニックは、できるかできないかで解法の選択肢に大きく影響します。
特にROOM 31は、斜め上りの名所なので、練習に最適なステージかもしれません。
SK31ne | Youtube
練習をして、確実に成功できるようにしたいテクニックです。
斜め下り
先ほどとは逆のテクニックです。
横移動入れっぱなしの状態で落下をすると、一番下まで落ちてしまいますが、落下してから2~4フレームの間十字キーを離し、再度押し直すことで、斜めに下りていくことができます。
フレームと聞くと難しそうですが、十字キーを一瞬だけ離して押し直すという意識をすれば、成功します。
ボタンを離すフレームが2フレームの場合は、ブロックに頭をぶつけてしまいます。9フレームのロスになるので、気にする余裕がある方は注意しましょう。
垂直上り
通常は、階段状にブロックを積み上っていくところを垂直に積み上げていくテクニックです。
あまり使う場面はありませんが、TASはこのテクニックとコーナーランディングを組み合わせて、ものすごい勢いで突き進んでいきます。
凄いことをしていそうな見た目なので、魅せプレイとしてもおススメです。
おわりに
どれも簡単だけど、連続で正確に成功させていくのは難しいといったテクニックですね。
とっつきやすく、やりごたえがある。そんなゲームだと思っています。
このゲームのAny%の世界記録は、12分27秒、Best Endingでも23分6秒と時間的にもやりやすい作品だと思うので、まずはプレイしてみてはいかがでしょうか?
※特記の無い画像・動画は、筆者が撮影いたしました。
「名古屋RTA Meeting」主催
最近は、プレイヤーより解説や運営に携わることが多いです。
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