本記事では、2020年8月30日に開催されるオンラインイベント『Kings of Kongs: スーパードンキーコング Any%トリロジー国際リレー』について、概要と見どころを紹介します。
Kings of Kongs:大会概要
『Kings of Kongs: スーパードンキーコング Any%トリロジー国際リレー』は、4チームのレース形式で行われるオンラインのRTAイベントです。各チームは同じ国(大陸)の走者3名で構成され、『スーパードンキーコングシリーズ』の3作品をリレー形式で繋ぎます。
- 日時:2020年8月30日(日)午前9:00~11:30
- 出場チーム:日本チーム、カナダチーム、ブラジルチーム、EUチーム
- 解説:とんこつ(筆者)、ヌノハン
- 配信場所:twitch.tv/japanese_restream
- 大会ブログ:とんこつのブログ
- 採用種目:
Kings of Kongs:見どころ
ここでは、本イベントに採用されている3種目の見どころについて紹介します。以下の表は、本稿執筆時点での各種目の世界記録と、出場者の自己ベストです。
世界記録 | 日本 | カナダ | ブラジル | EU | |
ドンキー1 All Stages | 31:13 | momoiro_tj 33:52 | bluebeary26 32:41 | Narti1800 33:23 | dna423 32:26 |
ドンキー2 Any% | 38:18 | Masamasa_64 38:56 | Panduh4 40:10 | BlueImp78 39:56 | SBDWolf 38:51 |
ドンキー3 Any% | 46:21 | Arknsur 47:45 | Glan 48:38 | Doumeis 48:50 | Anankoz 46:57 |
スーパードンキーコング All Stages
全てのステージをクリアしたうえで、ラスボスである『キングクルール』の撃破を目指すカテゴリです。『飛鳥文化アタック』に代表される、高難易度かつド派手な技を駆使してスピーディにステージを駆け抜ける本作は、3作品の中では最もタイムがブレやすいのが特徴です。特に、以下の記事で紹介している『ステージ離脱バグ』は、今年発見されたばかりの大きな見所ですが、ソフトロックのリスクを伴う非常に怖いポイントでもあります。
【スーパードンキーコング】「RTA8分切り」の壁を壊した『ステージ離脱バグ』
スーパードンキーコング2 Any%
ラスボスである『キャプテンクルール』の撃破を目指すカテゴリです。本作のAny%では、『無の取得』を駆使した謎の儀式によって、正規でない方法で離脱するステージが多いのが特徴です。儀式に失敗してしまうと大きなロスになるので、その成功率が1発勝負におけるタイムを大きく左右します。また、今年の4月に発見されたばかりの高難易度技『Arctic Zip』に挑戦するかどうかも、走者によって分かれることが予想されます。
【スーパードンキーコング2】Any%RTA2年ぶりの大発見!氷の壁を抜ける『Arctic Zip』
スーパードンキーコング3 Any%
ラスボスである『バロンクルール』の撃破を目指すカテゴリです。ステージの大部分をカットするようなバグ技の多い他の2作品と比べると、正規の攻略法に近いルートが使われるステージが多く、1発勝負でも走者の実力が反映されやすいカテゴリです。通常、RTAでは日本版が有利ですが、今回は北米版で走るプレイヤーも参加します。両バージョンの差が最も大きく表れるのはボス『カオス』戦(以下の記事にて戦い方を解説しています)とボス『ブリーク』戦です。ボス戦での技を上手く決められれば速い日本版と、安定感に長ける北米版、どちらのプレイヤーが好タイムを残すのか注目です。
まとめ
本イベントは、筆者が個人的に見たいと思っていた国別対抗ドンキーリレーを、V0oid氏の協力を得て実現した夢のような企画です。同種目によるリレーは2017年にRTA in Japan 2でも披露されていますが、それ以降に見つかった新しい技も多数披露されます。世界各国のドンキーRTA走者達による熱いレースをお見逃しなく!(本番のアーカイブは以下の動画です。)
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