カービィのエアライドとは
2003年にHAL研究所と任天堂によって発売されたニンテンドーゲームキューブ専用のアクションレースゲームです。カービィシリーズでは唯一のレースゲームで、エアライド、ウエライド、シティトライアルの3つのモードが収録されています。基本操作はスティックとAボタンのみで行い、アクセルに該当するボタンは存在せず自動で走るのがこのゲームの特徴です。
シティトライアルについて
シティトライアルモードは、まずシティで決められた時間、強化アイテムを集めたり強いマシンを見つけて乗り換えたりし、最終決戦場のスタジアムで勝敗を決める、というものです。どこにどんなアイテムやマシンが出るかはランダム、途中で色んなイベントが発生しますがこれもランダム、そしてスタジアムもランダムです。どんなスタジアムでも対応できるマシンにするか、それとも特定のスタジアムに狙いを絞って何かに特化したマシンにするか、などの戦略が出てきます。
シティトライアルAny%とは
speedrun.comでは、City Trial Any%と呼ばれているカテゴリーとなります。このカテゴリーは、「RTA in Japan Online 2020」でも行ったので、見たことがある方は多いと思います。
このゲームにはクリアチェッカーという120個のマス(課題)が各モードに用意されています。シティトライアルAny%は、シティトライアルモードでクリアチェッカーのマスを100個埋めるまでのタイムを競うカテゴリーです。なぜ100個なのかというと、各モードに「クリアチェッカーのマスを100個以上埋める」というマスが用意されており、このマスを埋めることで各モードのエンディングムービーがアンロックされるためです。
ランダム要素がとても多いため、常にタイムの期待値を意識して最適行動を取らなければなりません。そのため、運だけでなく判断力も求められます。
また、プレイヤーが1人であれば4つのコントローラを操作することが許可されているのも大きな特徴です。「ライバルを総計〇回以上たおす」などの課題を効率よく達成するために、3人をわざと倒しやすい場所に行かせ、残りの1人で倒すということをやったりします。他にも、スタジアムのゼロヨンアタックでは、特定のマシンでしか達成できない課題が2つ以上あるため、2つ以上のコントローラを使って複数のマシンを操り、1回のプレイで全ての課題を達成していきます。
解説動画紹介
非常に難解なRTAであるため、記録動画を見るだけでは、一つ一つの行動の意味を理解するのは困難だと思います。このRTAをゆっくり解説形式で詳しく解説した動画を、筆者が投稿しました。走りにも編集にもかなり力を入れたつもりなので、ぜひご覧いただければと思います!
この解説動画では、メインの解説を下に字幕として載せており、左側にはクリアチェッカーの進行状況を表示しています。達成した課題は
「■スターポールの星をこわす」
のように、進行途中の課題は
「□スターポールの星を総計10回以上こわす 1/10」
のように表示しています。これにより、いつ何の課題をやったかというのを視覚的に分かりやすくしました。何をやっているか分からない場合は、ここを見てみましょう。
星のカービィシリーズのRTAをメインに活動しています。
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