【マリオ64 RTA】マリオ64走者と『初心者の頃苦戦したエピソードランキング』を作ってみた

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まえがき

スーパーマリオ64のRTAには、最も競技人口が多く最も初心者向けでありながら、極めようとすると終わりが見えない『16枚RTA』と呼ばれるカテゴリが存在する。

2020年6月6, 7日にこのカテゴリの初心者大会が開催されるため宣伝したいわけだが……。

16枚RTAは、3DアクションのRTAの中でも王道中の王道であるがゆえに、

「16枚RTAのことぐらい知ってるよ! RTA in Japan 2019でも見たし!」

という方が大半だと思うので、今さら見どころなどを語っても面白くないだろう。

そこで今回は、年中マリオ64RTAをしている人達(大会運営者)に声をかけ、初心者ならではのテーマでランキングを作ってみることにした。

本記事では、その内容を地の文+対話形式でお見せする。

マリオ64RTAに詳しくない方は、「オタク語りされても……」と思うかもしれないが、しっかり補足を入れているので、その点は安心して読んでほしい。

※画像を多用しているので、画像のロードに時間がかかるかもしれない。

マリオ64☆16枚RTA初心者大会

開催日: 6月6, 7日(土, 日) 19時00分 ~ 24時00分予定
運営: エニイマン氏、気が利くわら氏
概要: 16枚RTA初心者のみを対象とした勝ち抜きトーナメント
配信場所: ニコ生大会・対決・イベント community
詳細: マリオ64☆16枚RTA初心者大会 開催告知

内容は『初心者の頃苦戦したエピソードランキング』

今回は『初心者の頃苦戦したエピソード』を話し合い、盛り上がった話をランキング化してみた。

この内容を選んだ理由は、

  • 2010年あたりからずっとマリオ64をしている筆者
  • 2017年頃からマリオ64を始めた運営メンバー

の両者間で、初心者の時に苦戦したパートが全然違うのではないかと思ったからだ。

ここで言う『苦戦する』の意味は、例えば、『練習した動きがRTAの通しでうまく再現できない』や『習得に時間がかかった』という意味である。

話し合いは1時間程度の予定だったが、思いのほか白熱したこともあり、(雑談を含めて)6時間程度に及ぶ長期戦となってしまった。文章量の関係で、その6時間を全てお届けするのは難しいので、筆者が「面白い!」と感じたトップ5のみをお見せしよう。

なお、お堅い感じではなく普通に話した感じなので、フレンドリーなしゃべり方なのはご容赦いただきたい。また、筆者+運営2名の話なので、全員に当てはまる話をしているわけではないことはご理解いただきたい。

★メンバー(以降の略名)

  • エニイマン氏(エニ): 初心者大会主催者。現16枚RTA日本2位、現0枚/16枚RTA通常ルート世界1位の人。
  • 気が利くわら氏(わら): 初心者大会運営メンバーのひとり。DDD Skip(0枚RTA)がメインだが、その他のカテゴリにも精通している。
  • 宇佐美まさむね(筆者): 皆さんお馴染みの筆者。

5位 ジャンゴスター: 意外と基本仕様を知らなかった?

マリオ64のRTAでは、RTA特有の知識だけでなく、マリオ64の基本仕様も知っている必要がある。

しかし、初心者はそもそも基本仕様を知らないことが多いのだ。

もちろん、エニイマン氏・気が利くわら氏も例外ではなく……。それが分かったのが『あっちっちさばく ジャンゴスター』の会話だ。

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(補足) ジャンゴスターでは、柱から幅跳びを出しヘイホーを踏む技を使う。

筆者「初心者の時、ジャンゴスターを覚えるのって苦戦した?」

わら・エニ「ジャンゴスターは適当でできるでしょ。」 わら「俺、最初に見た動画が柱の横を登るルートだった。」

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(補足) 中級者以上向けのルートに、柱の左側面(黄色)から登るルートがある。

筆者「横を登るルートは本当に良いルートだよね。Xiah氏か誰かが初めて使い始めて、『え、これめっちゃいいじゃん』ってなって僕も使ってたわ。」 わら「やばいほど簡単だからね。」

筆者「スティックを緩(ゆる)めなくてもヘイホーを踏める、ってところが良いよね。」

わら「柱の正面を登るルートは柱のてっぺんまで登るせいで、スティックを緩めないとヘイホー踏めないけど、横を登るルートなら緩めなくても踏めるんだよ。」 エニ「へー。」

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(補足) 柱を横から登る場合、柱の途中から幅跳びを出すので、スティックを緩めなくて良い。

わら「そういえば、ヘイホーを踏んだ後にAボタンを長押しすると飛距離が伸びるの知らなかった。(初心者の頃から)Aボタン押さなくてもピラミッドに着地できたから。」 エニ「ああ、俺もそうだわ。」

わら「だから、Aボタンを押さないとピラミッドに着地できない人を見て、『なんで届かないんだろう』って疑問に思ってた。」

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(補足) マリオが回転している最中は、Aボタンを押すと降下速度が遅くなる=飛距離が伸びる。

エニ「初心者の時って、こういう基礎的な知識ほぼほぼ知らないよね。」

筆者「もはやこれってマリオ64の基本仕様の話だよね。普通にプレイしてたら気づきそうな気がするけど。でも、こういうエピソード面白いわ(笑)」

エニ「そういえば、ニュートラルトリックに気づいたのは、15分台出てからだった。」

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(補足) ニュートラルトリックとは、ヘイホーを踏む瞬間にスティックをニュートラル(無入力)にすることで、慣性を残すテクニックのこと。

筆者「知らないと思うけど、エニイマンさんにニュートラルトリックを教えたのは僕なんだよね。当時、配信でエニイマンさんがジャンゴスター練習してる時にコメントしたの覚えてる。」

エニ「ああ、そうなの。匿名コメントだったから分からなかった。」 筆者「知らないんだな~って思って。教えた。」

わら「俺は慣性関係のネタは結構自分で調べたからなー。ニュートラルトリックもそこで知った。」

 

特に話さなかったが、私も初心者の頃は『ニュートラルトリック』を知らなかった。

マリオ64RTAを始めた年に関係なく、『初心者の時、基本仕様を知らない』は、あるあるなのかもしれない。

4位 とりでてっぺんスター: 初心者ルートの認識が違う!

マリオ64のRTAは、日々進化し続けている。それに伴い、『初心者が使うルート』も進化しているようだ。

エニイマン氏・気が利くわら氏と私で意見が食い違った初心者ルートとして、『バッタンキングのとりで てっぺんスター』の会話がある。

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(補足) 上級者は三角の足場を滑って三段ジャンプするルートを使うのが一般的。

エニ「初心者の時、(16枚RTAで)苦労したスターは多いけど……。死ぬほど練習して全スター克服しちゃった。例えば、とりでのてっぺんスターとか。」

筆者「とりでのてっぺんで苦労したところってある?」

エニ「壁キックルートで、壁キックが出なくてムカついたから、『絶対三段ジャンプルートを使ってやる!』ってなったんだけど。3~4時間ぐらいやり続けてできるようにした。」

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(補足) 壁キックルートとは、一番下の足場から壁キックでエレベータに乗るルートのこと。

筆者「ちなみに、始めから浮島を経由しないでやってた? それとも、三角の足場を通る上級者ルート?」

エニ「うん。普通の上級者ルートでやってた。」 筆者「まじか!」

わら「俺も最初から上級者ルートでやってた。柵ひっかけも使ってた。」

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(補足) 柵ひっかけとは、マリオのお腹を柵にひっかけて、一段ジャンプを省略するテクニックのこと。

エニ「むしろ、浮島を経由するって発想が無かった(笑)」

筆者「もしかしたら、今の初心者って『浮島経由ルート』とか知らないのかな(笑)」

筆者「僕の初心者時代は浮島経由ルートから覚えるのが普通だったんだけど。浮島を経由して、足場の前で止まって、周期を待ってから三段ジャンプする、っていうのか初心者ルートだった。」

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(補足) 浮島を経由するほうが簡単で、且つ、壁キックルートより速い。

エニ「1個のスターを死ぬほど練習してできるようにしていく、ってスタイルだったから、難しいルートでも普通に練習してた。」

筆者「スタイルは色々あるよね。今の初心者には、自分の好きな方法で楽しく練習してほしいと思ってる。ちなみに、同じ感じで練習したスターってある?」

エニ「さむいさむいマウンテンの壁キックスターかな。あのスターも6時間ぶっ通しで練習して、最初から上級者ルートを使ってたよ。」 筆者「やば!」

 

この他のスターでも、いくつかのスターで初心者ルートの認識に違いがあり、かなり驚かされた。

もしかしたら、エニイマン氏・気が利くわら氏が特殊なのかもしれないが……。この点は、ぜひ、読者にマリオ64プレイヤーがいるのなら意見を聞きたいところだ。

番外編: 一時期は情報が少なかったらしい?

私がマリオ64RTAを始めた頃は、色々な場所にマリオ64RTAの情報が転がっていたので、情報に困ることがなかった。

しかし、エニイマン氏・気が利くわら氏が始めた頃は、情報があまり無かったため、「16枚RTAでどのスターを取るのが速いのか」などに困っていたようだ。

『やみにとけるどうくつ ドッシースター』の会話の中で、この話を聞くことができた。

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(補足) 上級者は天井の判定が無いことを利用した『箱三段』という技を使う。

筆者「(16枚RTAで)ドッシーのちていこは、箱三段ルートから覚え始めた?」

エニ「いや、壁押しルートから覚え始めた。」

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(補足) 上下エレベータのある部屋で、エレベータに押されて壁抜けするのが『壁押しルート』。エレベータを壁を押しながら待つことから、こう呼んでいる。

わら「覚え始めは箱三段じゃなかったけど、反転壁キックルート使ってたよ。死ななきゃいいやぐらいの気持ちでやってた。」

筆者・エニ「普通にあれ難しいわ。使ってなかった。」

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(補足) 反転壁キックルートとは、上下エレベータのある部屋で、反転壁キックで壁抜けするルートのこと。

エニ「箱三段ルートは16分台狙うぐらいから使うようになった。」

わら「そもそも箱三段ルートの存在を知らなかった気がする。知らなかったから、反転壁キックルート使ってた覚えがある。」

エニ「でもなんで俺、壁押しルート使ってたんだろ。……ああそうだ、サイホーンスターを取るほうが速いって知らなくて、ドッシースターを取ってたんだった。当時ストップサイホーンしかできなかったからって理由もある。」

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(補足) サイホーンとは、丸太わたりスターにて、三段壁キックを使って柵に崖掴まりする技。三段ジャンプ前に一度停止する場合を特別に『ストップサイホーン』と呼ぶ。

わら「ストップサイホーンだったとしても、サイホーンスターのほうがドッシースターより速いよ。」 エニイマン「そうなんだ。」

筆者「僕が始めた当時は『どのスターを取ればよいか』みたいな情報は色々な場所に転がってたんだけど……。あと、配信したら名人みたいな人が勝手にアドバイスくれるみたいな環境だった。ニコニコ動画に解説動画もアップされてた覚えあるし。」

わら「そういうのなかったわ。」

筆者「だから、今ふたりの話を聞いていて、一時期は情報が少なかったんだなって感じたわ。」

 

この他の話からも、「情報が無くて苦労した」というのがひしひしと伝わってきた。

2020年現在は『スーパーマリオ64RTAインフォ』などで初心者向けの情報がまとめられているので、こういうことに悩むことはないと信じたい。

3位 ワンワンスター: 初心者の難関と言えばこれ!

マリオ64RTAでは、最初、16枚RTAの初心者向けのチャート通りに練習する人が多いのだが……。

スター1枚目の『ボムへいのせんじょう ワンワンスター』にて、いきなり、難関と言われる『新ボム』というテクニックが登場するのだ。

初心者が新ボムを取り入れるべきかどうかは、意見が一致し盛り上がったので、それを紹介しよう。

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(補足) 新ボムとは、ボム兵のバグ技を使ってワンワンの檻をすり抜ける技のこと。

筆者「今始めたような初心者には、(難易度的に)新ボムは本当に推奨しないわ。『なんでみんな新ボムからやろうとするんだろう』っていつも思うもん。」

エニ「かっこいいから・RTAっぽいからって理由でやる人は多いよね。」

わら「あとは、『杭押しルートが超遅い』と勘違いしている人がいると思う。」

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(補足) ワンワンスターの正規の攻略法は杭をつぶす方法。これを『杭押しルート』と呼んでいる。

筆者「初心者向け動画だと、ワンワンスターを取るのに小箱を使ったルートを紹介する動画もあるよね。個人的には、小箱ルートは将来性が無いから、それやるなら杭押しルート派なんだけど。」

わら「俺も、小箱ルートやるぐらいなら杭押しルートやるほうが良いと思ってる。」 エニ「スーパーS人生ルートじゃん(笑)」

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(補足) 小箱を使ってワンワンの檻を抜ける方法を『小箱ルート』と呼ぶ。ノーダメージで何枚スターを回収できるかを競う『スーパーS人生』で使われることが多い。

筆者「でも、結局みんな最初新ボムにチャレンジするよね。チャレンジして、習得するのに結構時間かかっているイメージあるわ。」

エニ「俺はマリオ64を始めたばかりの頃にチャレンジして、習得するのに1週間かかった。」 筆者「やっぱり時間かかるよね。」

筆者「そういえば、最近気づいたんだけど。新ボムって入力の猶予があんまり無いじゃん。ボム掴んでから、投げて、ボムを掴みなおすって入力の猶予。だから、フレーム単位の操作が安定してない初心者がやるには、どう考えても難しいと思う。」

わら「ボムを掴む前にC右ボタンで視点を変えるやり方が一番簡単だけど、それでも難しい。」 筆者「それ僕が好きなやり方だわ(笑)」

わら「C右ボタンを押さない視点だと、檻をすり抜ける時の視点が合わないんだよね。C右ボタンのやり方なら、ボムを掴みなおした後C左ボタンを1回押せば、ワンワンの檻にほぼ垂直になるような視点が簡単に作れる。」 筆者「分かる。」

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(補足) 新ボムは、檻を抜けるために、檻とほぼ垂直の状態を作る必要がある。ボム兵を掴む前にC右ボタンを押すやり方(C右ボタン法)を使えば、簡単にほぼ垂直状態を作れる。

わら「初心者のうちは、ワンワンの檻をすり抜ける時、スティックでマリオの角度を調節しがちだよね。俺も初めてやった時はスティックで調整してたわ。」 エニ「俺もそうだわ。」

筆者「僕は初心者の時はC右ボタン法のこと知らなかったんだけど、あとでそのやり方を知って『くぼみ入力でできるし最強じゃん!』って思ったわ。」

エニ「俺は今ここで初めてC右ボタン法を知ったんだが(笑)」

わら・筆者「そうなの(笑)」

 

マリオ64RTAを始めた年に関係なく、初心者の難関は『ワンワンスターの新ボム』のようだ。

今回話した『C右ボタン法』は、『【初心者向け解説】ワンワンのいぬごやで(新ボムルート)』で紹介しているので、「知らなかった、気になる!」という方はこちらを参照してほしい。

2位 LBLJ: 目印を作って練習する!

マリオ64では、初心者のうちは、何かの模様などを目印に練習するという人が結構多い。

エニイマン氏・気が利くわら氏も例外ではなく、LBLJ(ケツワープの一種)を練習する時にある模様を目印にしたそうなのだが……。

一体どのような模様を目印にしていたのだろうか。

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(補足) 16枚RTAでは、上級者になるとLBLJ(ロビーBLJ)という技を最初にやるチャートを使う。

筆者「気が利くわら氏はどれぐらいでLBLJをマスターした?」

わら「LBLJどんぐらいだったっけな。初めて試した時、柱の中に入れなくて『どうやって入るんだろう』ってなった。」 筆者「(笑)」

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(補足) LBLJをやるためには、柱の中に入る必要があるのだが、位置が分かってないと入ることができない。

わら「入れるところを知らなくて。適当にやってたら入れるようになったんだよ。」 筆者「じゃあ柱の中に入れるようになるまでに3日かかったって感じ?(笑)」 エニ「(笑)」

わら「いや、入れる気がしなかったから、諦めてSBLJのほうから練習し始めたんだよ。でも、『SBLJもできねえなあ』ってなって。」 筆者「それはそうだろ(笑)」

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(補足) SBLJ(サイドBLJ)とは、ケツワープの一種。わら氏が言っていたのは、地下カギ扉先にある階段でやるSBLJのことだが、(言うまでもないが)LBLJよりも難易度が高い。

わら「だから、LBLJとSBLJを並行して練習してた。それで、ある日突然、柱の中に入れるようになったのと、SBLJでケツが引っかかるようになった。『じゃあどっちもできるんじゃね!?』ってなって、そこから3日ぐらいでできるようになった気がする(笑)」 エニ「ヤバいだろ(笑)」

筆者「初心者はわら氏の経験談を参考にしないほうがいいわ(笑)」

エニ「俺は、ロビーのタイルの上で幅跳びを出す練習してたわ。」 筆者「コインがあるところ?」

エニ「いや、ロビーの床って白黒のタイルじゃん。」 筆者「なってるね。」

エニ「タイルの模様で、黒から助走し始めて、黒で幅跳びを出すみたいな。」 わら「そうそう。」 筆者「そんなの知らなかった。」

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(補足) エニイマン氏が言っていたのは『(タイルを横から見て)1つの黒いタイル内で幅跳びを出す』という意味。上記画像で言うと、黄色点から助走して次の黄色点で幅跳びを出す。

筆者「それって絨毯の近くでやるの?」 エニ・わら「床のどこでもいい。」

わら「白黒が格子状になってるじゃん。あの格子を見れば、助走距離が大体分かるから。『自分こんぐらい助走したんだな』って。」 筆者「そんなの初めて知ったよ。」

わら「それに、この話ってDDD Skipにも応用できるから。最初の頃、DDD Skip調べる時に、タイルの白黒の格子が何個進んだかで、マリオの速度とかを推測してたわ。」 エニ・筆者「(笑)」

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(補足) DDD Skipとは、SBLJ後に色々調整することでウォーターランド(DDD)をスキップする技のこと。

 

私は床の模様なんて全く気にしてなかったので、床のタイルを目印にできることに驚いたし、ふたりが同じものを目印していたことにも驚いた。

もしかして、初心者がLBLJを練習する時は、床のタイルを目印に練習するのが普通だったりするのだろうか。

1位 ラストクッパ投げ: エニイマン氏の謎理論!

マリオ64初心者あるあるの中に『謎理論を根拠にした安定法』がある。

今回の会話の中で、エニイマン氏が『ラストクッパ投げに関する謎理論』を熱心に語っていて、あまりにも面白すぎたので、その話をしよう。

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(補足) クッパ投げとは、クッパを回し、タイミングよくしっぽを離すことで、クッパを爆弾に当てることを指す。『スティックを高速でぐるぐる回す操作』と『タイミングよく離す操作』の両方同時にが要求されるため、上級者でもミスしやすい。

エニ「クッパ投げは一番苦戦した(笑)」 筆者「なんで(笑)」

エニ「クッパ投げはなあ~……。まじで。やみのせかいのクッパのクッパ投げって、普通、1周+4分の1回転ぐらいで当てるじゃん。」 筆者「まあそんぐらい回すよね。」

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(補足) やみのせかいのクッパとは、一番はじめのクッパ戦のこと。

エニ「1周+4分の1回転だと、回転させるのが遅すぎてできなかった。指で回してるせいかもしれないけど。」 わら「俺も指で回してるけど。」

筆者「それってどうやって克服したの?」

エニ「使えなくなったコントローラ(くぼみが弱くなったコントローラ)に差し替えて、めっちゃ回したりとか。」 筆者「そんな努力したんだ。」

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(補足) くぼみとは、コントローラの8つの角のこと。マリオ64では、くぼみにはめた入力が多いので、くぼみが弱いコントローラは使い物にならない。

エニ「HORIコン(サードパーティ製コントローラ)に変えた時も全然回せなくて……。ほんとうに、一番研究したわ! まじで。」 わら「おもしろ(笑)」

エニ「ラストクッパ投げも、頭の中ですごい回転するイメージを作って回したりとか。

わら・筆者「???(笑)」 筆者「イメージを作っても回すのは速くならないでしょ(笑)」

エニ「いやなんか、渦巻きみたいな、ぎゅいーんっていうイメージを頭に作ってから回すと違うんだよ!」 わら・筆者「(笑)」 わら「絶対変わんないわ(笑)」

エニ「マジだって(笑)。でも、たまにその方法でもできなかったりして……、次は、今までずっと爆弾を見て投げてたから、『爆弾以外のところ見て投げればいいんじゃね』ってなって、マリオだけ見て投げるようにしたりとか、色々な視点を試したりとか」

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(補足) マリオだけを見て投げるというのは、マリオの角度(黄色)だけを見て投げるということだと思われる。

エニ「結局、マリオと爆弾の中間を見ると当てやすいってことに気づいて、それでもできない時は、『コントローラ見ながら回せばいいんじゃね』ってなってコントローラを見ながら回すようにして。クッパが離す前にテレビ画面を見上げて、Bボタンを押して、しっぽを離すみたいな」

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(補足) マリオと爆弾の中間……。たぶん黄色丸あたりのところ?

エニ「そういう試行錯誤をやっていくうちにできるようになった。」

筆者「ちなみに、今はどういうやり方してるの?」

エニ「今はどこも見てない(笑)」 筆者「それは嘘でしょ(笑) どっかは見てるでしょ。」

エニ「どっかに注目して見てるってわけじゃなくて。爆弾とマリオに距離あるじゃん。」 筆者「うん。」

エニ「その距離の3分の1ぐらいの位置(マリオ側)を見てる(笑)」 筆者「何言ってるか分からない(笑)」 エニ・わら・筆者「(笑)」

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(補足) たぶん黄色丸あたりのところだと思われる。

エニ「もうできるようになっちゃったけど、いや、ホントに、マジで苦労したんだから。なんかね、『クッパ投げうまいからいいよな』とか言われるのちょっと腹立つよね(笑) 俺どんだけ頑張ったかっていうね。それだけで記事書けるわ。」 わら・筆者「(笑)」

筆者「まあそういう記事も面白そうだけどね。『クッパ投げの時どこを見れば良いのか』とか『クッパ投げの目印』とかという記事。」

エニ「一番効果あるのは頭の中でぐるぐるをイメージする奴(笑)」 筆者「いや、それは一番効果ない奴だけど(笑)」 わら「頭の中でぐるぐるって(笑)」

筆者「どういうイメージしてるの? 渦巻きみたいな感じ?」

エニ「渦巻きなのかなあ……。白い円をうわあああって回す感じ。」 エニ・わら・筆者「(笑)」

エニ「そのイメージを持ったまま回すと、やっぱね、回るんですよこれが。」

わら「何かが円状で回っているの? それとも、円自体が回ってるのか?」

エニ「いや、円の上に点があって、点が回ってる感じ。」 わら「ハンドスピナーみたいに回ってる感じ?」

エニ「そうそう。でも、きれいに回っているんじゃなくて、円の周りをばああああって回ってる感じ。激しく回ってる。竜巻みたいな感じ。」 筆者「全然分からないわ(笑)」

わら「竜巻は円じゃねーぞ(笑)」 エニ「竜巻を上から見た感じをイメージしてる。」

わら「遊戯王のカードの裏面みたいな(笑)」 エニ「そうそう(笑) それを白くした感じ。」 筆者「それなら分かるわ(笑)」

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(補足) この画像が遊戯王カードの裏面。この黒い部分を白くしたのがエニイマン氏のイメージらしい。

 

こういう「なんの根拠もないけど、その行為をすると安定するようになる」というのは、マリオ64初心者あるあるだと思うし、話を聞く分にはなかなか面白いものだ。

ただ、今回エニイマン氏が語ってくれた謎理論は、やっぱり謎なので、読者の皆さんは参考程度に聞き流してほしい。

むすび

今回は、『初心者の頃苦戦したエピソード』という王道な話題で語り合ってみたが、いかがだっただろうか。(若干深夜テンションになっているのはご容赦いただきたい。)

マリオ64のRTAをしたことのある方は「めっちゃ分かる!」となったかもしれないし、一方で、最近始めたばかりの方の中には「この人たち何言っているんだろう……」のような感想を抱いた方もいるかもしれない。

さて、冒頭で述べた通り、6月6, 7日(土, 日)に『マリオ64☆16枚RTA初心者大会』が行なわれる。

この記事を読んで、「16枚RTAを見たくなってきた!」となった方は、ぜひ視聴してみてはどうだろうか。

大会詳細: マリオ64☆16枚RTA初心者大会 開催告知

(本記事で使用している画像は、全て私の手持ち動画などから)

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