【RiJ走者インタビュー】コントローラーを剣に持ち替え、世界を救う。ビックバンな勇者にお話を伺いました。

インタビュー

昨年12月27日から12月31日の5日間にわたって行われた「RTA in Japan 2020
今回は、このイベントで「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」を走ったMaruさんにお話を伺いました。


Maruさん
ドラゴンクエストシリーズのRTAをしており、2016年に行われた、日本テレビとドワンゴの共同企画「電脳王日本一決定戦!ゲーム駅伝~ドラゴンクエストⅢ~」では優勝した経験もある名実ともにトッププレイヤー。


ーーよろしくお願いします。まず、走り終わった感想をお聞かせください。

Maruさん:
配信では、筋肉痛になりましたと言っていたんですが、一番正直な感想は、今回コメンテーターなしの1人で動きながら喋るという大分体力の必要なことをしていました。
視聴者はネタ枠として見ていたというか、面白さを求めていたと思うんですが、それに対してどう応えられるか、盛り上げることができるかというところで、かなり緊張していました。

本番は、リアルマホトーンという事故もありながら、それもそれで楽しんで頂けたようなので、よかったなと思っています。

ーーゲームの説明から「無敵時間」「レッドブル」の紹介をきれいな流れで行っていたのが印象深かったです。

Maruさん:
それは事前にスクリプトを用意していて、どこに何を入れるというのを決めていました。
かなりプレイが忙しい部分もあるので、実はリハーサルをしていたりもしました。というのが裏話的な部分ですね(笑)

ーーそもそもRTAを始めたきっかけというのはなんだったんですか?

Maruさん:
2010年の11月くらいに何気なくニコニコ生放送を見ていたら、「PS&PS2 ドラクエRTAリレー対決※1」が行われていて、今は第10回まで行われているんですが、その第1回だったんです。

ドラクエ自体は5歳くらいからプレイしていて、シリーズ作品をよくプレイしていたんですけど、そのRTA、タイムアタックをしているなと。
RTAという存在自体は、「極限攻略データベース」で見て知っていたんですが、実際に配信されているのをどうやってそんなに早くクリアするんだろうと見ていたらハマってしまいまして、すげー!ってなってました。

そこからニコ生でドラクエRTAを見るようになり、自分もやりたくなったので、2011年の8月に「ドラゴンクエスト3」のRTAを始めました。

※1 現在は「PS&Switch版 ドラゴンクエスト RTAリレー対決」と名前を変えて開催されています。

ーー3を選んだのには、何か理由はあるんですか?

Maruさん:
3が一番人口が多くて、3時間くらいで終わるお手軽なRTAだったので、3から始めてみようかなという感じでした。

ーーでは、今回走られた「剣神ドラゴンクエスト」を走ったきっかけは、なんだったんですか?

Maruさん:
5年前くらいに「ST大学RTA研究会※2」というサークルが、学祭でRTAの出し物をしていたんです。
外部からも走者を呼び「RTA in Japan」のような形式で、RTAのエキシビションをしていました。

自分もドラクエ3で参加したことがあったんですけど、せっかくならオフラインイベントでの見栄えがある作品をやったら面白いだろうなと思ったときに「剣神ドラゴンクエスト」が思い浮かんだんですよね。
これのRTAを現地でやったら面白いんじゃねと思って(笑)絶対面白いと思って。

小学校5年生くらいのときにプレイしていたものをそのまま持っていて、出来る!環境はある!ということで、2014年の学祭の打ち上げで面白そうだよね!という話をして、その翌年に学祭でプレイしたのがきっかけですね。

※2 某ST県ST市にある大学の非公認サークル。代表者は、本サイトでも記事を書いている御茶麒麟さん。

ーーそのときから温めてきたというか、持っていたものが今回披露されたと

Maruさん:
そうですね。もうなんかなんだろう(笑)
ネタというか見世物、エンターテインメントとして温めてきたという感じですね。

今回オフラインじゃなかったのが、残念だったんですけど、オンラインでも楽しんでいただけるかなと思って、ついに「RTA in Japan」でやってやりましたという感じです(笑)

ーー今回の走りを振り返って、ここを見てほしい!という点があったら教えてください。

Maruさん:
ステージ7のボス連戦があったと思うんですけど、あそこは”ダースドラゴン”くらいまでは滞りなく連続撃破できたので、鮮やかに倒せたかなーと思います。

ボス連戦は50:24から

ーー視聴者の方から、質問をいただいております。このゲームのダイエット効果はどれくらいありますか?

Maru:
「リングフィットアドベンチャー」よりは効果はないと思いますが、剣神は腕の運動で全身運動はしないんですよ。
なので、普段運動をしていない人が最初にキッカケとしてやるのは、良いと思います。このゲーム結構疲れます(笑)

RTAだと、センサーが感知してくれる最小限の最適化された動きをしているんですけど、それに気づかないうちは大振りになってしまうんですよ。
それで手こずる分、剣を振る回数が増えて、プレイ時間が長くなるので、最初にやる分には結構体にくると思います。

ーー最後に見てくださった方々にメッセージをお願いします。

是非「RTA in Japan」を見ている中で、気になった作品やRTAがあったら、走者の方の配信とかを見てください。
もしよかったら、視聴者の皆さんもRTAをやってみてください。
ありがとうございました!


巧みなプレイと軽妙なしゃべり口で、配信を盛り上げたMaruさんにお話を伺いました。
本番のプレイも過去に参加したイベントや長年のプレイ経験を活かした、素晴らしいものだったので、ぜひアーカイブをご覧ください。

ちなみに、RiJでプレイされた直後にAmazonで15点ほど在庫があった「剣神ドラゴンクエスト」の在庫が残り1点になっていました。買うなら今のうちです!

[編集・取材 HiST]
(アイキャッチ画像はRTA in Japan 2020 – 剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣より引用しました。)

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